昭和の思い出を刻む 明治時計製の チャイム打ちゼンマイ式置き時計修理

最近、実家で眠っていた「明治時計」のゼンマイ式振り子置時計を復活させました。この時計は、私の両親が昭和36年に結婚した際、結婚祝いとして贈られたもの。小学生の頃まで動いていた記憶がありますが、その後50年以上も箪笥の上に放置されていました。

両親が他界し家の整理をしている時にふと思い立って時計の中をのぞいてみたところ、ゼンマイは巻かれたままでした。「もしかしたら、まだ動くかも…?」という期待がふくらみ、試しに各部に注油し振り子を振ってみても数分で止まってしまします。
さらに時報がカタカタいうものの鳴りません。調べてみると、ハンマーの棒がペンチのようなもので切断されていました。おそらく、うるさいと感じた父が切ったのでしょう。
そこで各部の調整(1~3は振り子関係、4~9は時報関係)とピアノ線とナットを使ってハンマーを復元して取り付けました。

【機構-各部調整】

【ハンマーのDIY】
・材料:アルミパイプ、ピアノ線、ナット

・加工

・取付(瞬間接着剤で固定してかしめる)

・調整(ロッドを曲げて共鳴棒にうまく当たるように調整)

【最終調整】

振り子(錘)を上下させて時間の調整をします。上にすれば早くなり下にすれば遅くなります。最終的に日差1分で調整できました。
それでは時報が稼働しているところの動画をアップしておきます。
https://youtube.com/shorts/U-S9V_xtm40?feature=share

50年以上の時を経て、再び家の中で時を刻みはじめた明治時計。
それは、単なる機械の復活ではなく、家族の記憶と時間をつなぐ、かけがえのない復元作業でした。

Veeamを利用してVMwareからHyper-Vへ移行してみた

2023年11月にVMwareがブロードコムに買収され、VMwareの利用形態が変更になりました。VMware Workstation Proが無償化された一方で、買い切りのソフトウェアライセンスが廃止され、サブスクリプションライセンスはCPU単位からがコア数単位に変更されました。それによってライセンス料が大幅アップとなり、IT予算の見込みが大幅に狂い再検討を必要としている企業も多く、別のハイパーバイザーへ移行することを検討されているユーザーも多々あるかと思います。
今回は、Hyper-Vへの移行をVeeamを使用して行った例を紹介します。

SMAIL 5.02にバージョンアップしました。openSSL 3.3.1にライブラリをバージョンアップ。

SMAIL 5.02にバージョンアップしました。openSSL 3.3.1にライブラリをバージョンアップ。

openSSL 3.3.1をコンパイルするにあたり、今までのバージョンはVisual Studio 2010でコンパイルできていたのですが、ライブラリーが足りずコンパイルできませんでした。Visual Studio 2022(2019)でコンパイルできました。これに伴ってSMAILではcrypt32.dll(Window標準)が必要になります。

[バージョンアップ内容]
2024/8/4 v5.02
1.Office365のOAuth認証で異常終了するバグを修正しました。
2.32ビット版,64ビット版共にopenSSLを3.3.1をバージョンアップしました。本バージョンからcrypt32.dllが必要です。Windows標準でついています。
3.64ビット版SMAILを同梱しました。通常は32ビット版を使用してください。

[SMAIL]
SMAILはMicrosoft Windows向けコマンドライン送信専用の電子メールクライアントソフトで1998年初版リリースから26年経ち、バージョンアップも100回を重ねています。沢山の方に利用していただき嬉しいかぎりです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/SMAIL
開発者の私は既に還暦を過ぎており、来年にはリタイア予定でそれに合わせてSMAILの開発終了を検討しております。ソースコードは恥ずかしながら見せれるようなコードではありません。言語はC++,Cの混在となっており、故に公開はせず墓場まで持って行くつもりです><

富士通クラウドFJcloud-Vとは

富士通クラウドFJcloud-VでVMware基盤です。VMwareのOVFファイルによる仮想環境の移行、利用についての記事です。

Broadcom社によるVMware社買収の影響でライセンス価格の上昇からくる魔の手で、Vmware基盤の富士通FJcloud-Vも販売価格の見直しから逃れられなかった模様。今秋に料金体系の見直しが行われます。

https://www.value-domain.com/media/fjcloud-v/

バラの実生成長日記 種から発芽まで

とあるバラ園でバラの実を頂きました。4品種でそのうち一つはノイバラです。他の品種は残念ながら不明です。次回訪れた時に確認する予定です。ノイバラは台木に使用しますので、育てておいて他のバラの台木用にしようと思います。

尚、2003年に始めたこのブログで植物の生長日記を書くのは初めてです。今回はバラの種の種まきから発芽までです。

【バラの種を取り出す】

2023/12/2 ノイバラの実

2023/12/2 バラの実 A:大、B:中、C:小

カッターなどで実に切れ目を入れて、割って中から種を取り出します。種の表皮には発芽抑制成分が含まれているので、取り出した種をまず洗います。
冷蔵庫で3日間ぐらい5℃前後に冷やします。(低温にさらした後、温度が上昇した時に発芽率をよくするためです)冬に蒔くのであればこれは必要ないかもしれません。

2023/12/5

【バラの種まき】

バラの種まきの適季は、春または秋が最適と言われています。今回は12月に実を収穫してすぐにまきました。
種の発芽には、発芽前に冬の冷たい気候に晒されることが必要ですが、春にまくのであれば前述の低温処理が必要です。

2023/12/6

プランターにノイバラ、品種A,B,Cをそれぞれ10粒程度まく。土は庭にあった土を利用しました。なければ市販の播種用土を使ってください。

【発芽】

2024/3/9 時点でノイバラ一つ、品種A一つ、品種B四つ、品種C 無しです。品種Bは本葉が出てきています。

今回はここまです。今後の成長記録をまたアップします。
これとは別に挿し木したバラも根付いたようで葉が出てきてます。

12月にバラの枝をフェンスに誘引しており、5月には花が咲きます。またその頃に更新します。